三階の滝
小又峡(こまたきょう)は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として大小100余りの瀑布、 おう穴、深淵からなる原生峡です。
県の名勝天然記念物に指定されており、「秋田県最後の秘境」とも呼ばれています。
小又峡船着場からは1.8キロメートルの登山道が整備されており、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ淵・化ノ滝・化ノ堰・化ノ穴滝と個性あふれる滝が続き、終点に高さ約20m迫力満点の「三階滝」が現れます。
新緑:6月上旬 紅葉:10月中旬~下旬
桃洞の滝
桃洞渓谷(とうどうけいこく)・赤水渓谷(あかみずけいこく)は、太平湖・小又峡上流部のノロ川 源流部に位置しています。
なだらかなU字渓谷に大小 のおう穴と滝が点在し、清流のきらめきと稜線の鮮やかな彩りの中を散策するコースは「天国の散歩道」と呼ばれています。
桃洞渓谷は、森吉山野生鳥獣センターから桃洞滝(とうどうだき)まで4.2キロの登山道が整備されています。途中、ノロ川ブナ原生林では、クマゲラの気配を感じながらの森林浴や自然観察などが楽しめ、渓谷では桃洞滝を始めとする滝めぐりができます。
桃洞滝は、容姿から別名女滝と呼ばれ安産、子宝、縁結の滝として親しまれている渓谷のシンボルです。さらに上流には中ノ滝、男滝などがあります。
赤水渓谷は、兎滝(うさぎだき)まで約4キロのなだらかなU字渓谷が続きます。上流部は、その昔、玉川温泉への湯治路となっていました。
一枚岩盤の流れに無数のおう穴が点在する渓谷歩きの先、上流約3.5キロ地点にはシンボルの兎滝があります。
期間:5月~11月(紅葉:10月上旬~中旬)
渓谷の美しい自然を感じながら、トレッキングを楽しむことができます。
安の滝
安の滝(やすのたき)は8kmにわたって奥阿仁の最深部を形成する中ノ又渓谷の上流部に位置する、落差90m、阿仁の自然美を代表する秀麗な2段構造の滝です。
「日本の滝100選」の人気投票で2位に選ばれた、非常に人気の高い名瀑でもあります。
悲恋伝説を今に伝える安の滝は、険しい岸壁に懸かる白いすだれ状の滝の流れが周辺の新緑や紅葉に映え、訪れる人に感動を与えます。
期間:6月~11月上旬